現在の取得資格総数・・・・・380個以上(平成18年10月現在)
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はじめに

 今この記事を読んでいる人の中にも、現在公務員として勤めている人、または公務員になろうと頑張って勉強している人もいるであろう。

 公務員になろうとする場合にも、いろいろな動機があろう。しかし、最近では難関資格を得るために公務員になろうとする人もいる。先日も私の私設HP宛にメールを頂き、そのことに関して返答したばかりである。そこで、ここでは公務員になることによって得られる特典の数々を「資格」という観点から見てみることにしよう。

 次にあげる資格は、全て公務員として何年か勤めることによって得られる資格である。様々な条件もあるものの、難関資格が比較的簡単に得られることが分かる。




1.就職と資格の取得

 
就職試験や転職試験の際によく質問される事項の一つとして、「学生時代は何に打ち込みましたか」というのがあります。今質問されたらみなさんはどう答えますか。「サークル活動に積極的に参加しました」「アルバイトで様々な社会経験をしました」「ボランティア活動に力を注ぎました」など三者三様の答えがあると思います。恋愛にせよ、趣味にせよ、学生時代というのは人生の中で一番時間のゆとりのある時期かもしれません。社会人になってしまえば、勝手に休暇を取るわけにもいかず、多くの人が自分の自由な時間をほとんど持てません。このような観点からすれば、学生時代は自分の将来についていろいろと考えてみる時間といえるのではないでしょうか。

 「将来について」といってもたくさん考えるべきことがありますが、その中でも最も深刻な問題は「就職」ではないでしょうか。日本の社会では、「就職の成功=幸せな将来」という構造が築きあげられていますので、就職活動がもう一つの受験戦争と化しています。そして昨今の日本の経済成長率、失業率などをみてお分かりの通り、年々その競争はさらに激化しています。入学したばかりの大学一年生にとっては就職は先のことかもしれませんが、三年生や短大生はあまり笑っていられません。就職協定の廃止に伴い、ここ数年就職活動の時期が年々早くなってきていますので、今後はさらに早い準備が必要になることと思われます。  それでは、今の自分になにができるのでしょうか。まず、早い段階で自分が将来何をやりたいのかについて自分なりに考えてみてください。これがある程度固まってくれば、そのためにどうすればいいかという対策に早い段階で移ることができます。

 ただ、一定の時期が来るまで、就職活動自体をすることはできません。企業の採用は原則として新卒者を対象としているからです。そこで、自分の中で将来の進路が決まった時点で、それを実現するための準備をはじめましょう。そのもっとも効果的な方法こそが「資格の取得」なのです。


2.どのような資格を取得すればよいか

 
現在の日本の資格試験は、細かいものまで入れると約三〇〇〇種類あるといわれています。これだけあるわけですから、実際自分がどれを目標とすべきなのか、市販の本を立ち読みしただけではなかなか判断できないのが現実です。真剣に考えている人は、専門家に実際質問してみるのがよいと思います。

 私自身、雑誌の取材などでよく「どのような資格を取るとよいのですか」と質問されます。しかし、これには正確な答えはなく、その人の現在の状況、得手不得手、学習意欲、時間的余裕、将来の夢などを総合的に判断した上でなければ、なかなか答えを出すことはできません。そこで、ここから全員に通用する一般論についてお話をしていきたいと思います。

 まず、在学中に1「語学系」、2「情報系」、3「ビジネス系」のいわゆる「基本資格三種の神器」をそろえるようにしましょう。これらの資格は、どの業種に就職するとしても評価してくれるからです。二一世紀の社会においては外国語がしゃべれない人やパソコンの使えない人はリストラの対象になってしまう危険が高いし、ビジネス能力に欠ける人も会社の戦力とはなれません。そこで、この「基本資格三種の神器」を三年生終了時までにそろえることを一つの目標としてください。具体的にどのような資格がこれらに該当するかについては、【図1】を参照してください。

「語学系」においては、最も知名度のある実用英語技能検定、就職でかなり評価されるTOEICなどが一般的です。近年では、英語プラスアルファーを求める企業も多く、商業英語検定や工業英語能力検定なども有力です。その他、企業のアジア進出に伴い、中国語・韓国語・インドネシア語・タイ語などの各種検定も来世紀に向けて注目されるようになってくると思われます。目標としては、各試験二級程度はとっておきたいところです。
「情報系」に関しては、やはり国家試験である情報処理技術者試験、特にその中でも第二種及び初級システムアドミニストレータ試験が最有力といえると思います。また、即戦力として働きたいならば、各種ワープロ検定、表計算検定なども二級以上であれば評価してもらえます。「情報系」の資格はこの他にもたくさんありますが、あまり知名度がないために就職用としては適切ではないものも多いので、受験する際には注意が必要です。
「ビジネス系」としては、秘書技能検定、ビジネス能力検定、ビジネス文書技能検定、ビジネス実務法務検定などがあります。どの資格も年に数回実施されているので、ビジネスにおける基本的なマナーを参考書などで勉強した上で、是非挑戦してみましょう。女性ならば秘書技能検定、男性ならばビジネス実務法務検定がお勧めです。やはり、これも二級程度は取得しておきたいところです。
 

 これで、どの業界にも通用する「基本資格三種の神器」の説明は終わりですが、その業界内で希望の特定企業、希望の職種に就職するためには、さらに4「専門系」、5「趣味系」の資格も是非取得しましょう。これらの関係を整理したのが【図2】になります。ちょうど大学でいう「一般教養単位」と「専門単位」の関係と同じで、双方がなければなりません。


「専門系」というのは、自分の希望する業界に特有な資格をいいます。たとえば、金融業界に就職したいのなら簿記検定やファイナンシャルプランナー(FP)、建設業界に就職したいなら建築士や宅地建物取引主任者、旅行業界に就職したいなら国内・一般旅行業務取扱主任者などがこれに該当します。具体的には次章で説明しますが、これらの資格を一つでも持っていると就職内定に直結しますので、一生懸命に勉強して一つでもいいから就職活動を行う前の年までに取得するようにしましょう。
「趣味系」というのは必ずしも必要ではありませんが、持っていると面接試験の際など に話のネタになるものです。たとえば旅行が趣味ならば旅行地理検定を受ける、サッカーが趣味ならばサッカー審判員の資格を取るなど、趣味を資格としてアピールすることができればとよいのではないかと思います。また、特に何もない人は、自動車の普通運転免許を取得して、ドライブを趣味としてしまえば何ら問題はありません。



 このように、およそ大学生が取得すべき資格は結構あります。また、上の五種類の資格をすべて取れれば、あなたはもう立派な「資格五冠王」です。今からでも決して遅くはないので、この目標に一歩でも近づけるように努力していきましょう。


3.業界別「企業に評価される資格」

 
前章の4「専門系」の資格について、具体的にどの資格がどの業界で評価されているのかを把握しておかなければ、何を目標にして勉強すればよいのかが分かりません。そこで、この際私なりに、各業界において取得していると就職の際に注目される資格をまとめてみました。その結果が次の【図3】です。  

 もちろん、どのような会社にも人事部や経理部、営業部などがありますから、他の資格が全くだめということはありません。【図3】もあくまでも、特殊技能の持ち主として評価されるためのものを例示列挙したにすぎません。これらのうち一つでも取得していればアピールになることは間違いありませんが、なかなか合格できない難関資格ばかりですので、こちらばかりに集中して「基本資格三種の神器」をおろそかにしているのも、あまり得策とはいえません。大型資格の一発合格をねらうだけではなく、ダブルライセンス、トリプルライセンスを目指すのも一手です。

 ところが、地方公務員などには中小企業診断士になるために別のルートが用意されている。中小企業事業団が実施する養成課程を修了すれば無試験で資格を取得することができる。養成課程は長期間にわたる長いものではあるが、何年も試験を受け続けるよりはよほど手っ取り早い、公務員だけの特典なのである。


4.学年別「今年はこの資格を狙おう」

 
また、学年によってもねらうべき資格が異なってくるのも現実的な問題です。大学三年生や短大一年生は就職活動が翌年に差し迫っており、即効性・現実性のある資格をねらうべきでしょう。特に「基本資格三種の神器」を取得していない人は、まずこれから始めるべきでしょう。その他、即戦力となれるような実用性のある資格を目指すのがよいと思います。例えば、同じ英語に関する資格であっても、通常の英語検定ではなく、商業英語検定や工業英語能力検定などのより専門的な資格や、通訳技能検定や、翻訳技能審査などの特殊な技能をアピールできる資格の方が、他人と差を付けることができます。

 逆に、まだ大学一年生、二年生の人は、どっしりと構えて大型の資格を思い切ってねらうのもよいかもしれません。就職活動という大きな壁がまだ差し迫っていないわけですから、司法試験、公認会計士、不動産鑑定士、司法書士、弁理士、税理士、米国CPAなどの大型資格に挑戦してみるのもよいでしょう。もちろん、これらに関しては独学での合格は困難ですので、受験指導予備校や学内講座に週二、三回通うことになります。

 ただ、たとえ一年で合格できなかったとしても、そこで行った勉強は他の資格試験においても基礎となるものですので、決して無駄にはなりません。公務員試験の最高峰である国家?種試験に合格する者の多くは、もともと司法試験や公認会計士試験を目指して勉強していた人であるのも現実です。

 また、国家?種・地方上級試験で出題される科目は、行政書士試験で出題される科目と
そっくりですので、公務員試験を目指している人は行政書士試験の勉強をするとよいでしょう。


5.資格取得のウラ道

 
資格を取得するには、一般には資格試験に合格する、指定された講習を受講する、大学で特定の単位を履修するなどの方法を採る必要があります。しかし、資格試験にはウラ道が用意されている場合があります。即ち、あまり知られていませんが、一般人が採る通常の取得方法と異なる、それよりも楽な方法がいくつかあります。  

 例えば、難関資格で有名な税理士試験ですが、商学に関する修士号、及び法律学に関する修士号の双方を取得することによって、全科目が免除されます。五年かかっても試験に合格できないような人でも、ちゃんと大学院に通って修士論文さえ出せば税理士として開業することができます。  

 あの、資格試験の中でも最難関といわれている司法試験にもウラ道があります。司法試験に合格してから司法研修所で修習生活を送ってはじめて弁護士として登録することができるのが通常ですが、「大学院のある大学で法律学に関する教授又は助教授を五年以上した者」は無条件で弁護士登録をすることができますので、何年先になるか分からない司法試験の合格を待つよりも、コネを利用してどこかの大学の助教授を経て弁護士となるのも悪くはありませんね。

 そのほか、もう少し現実味のある話をしましょう。まず、大学や短期大学で指定された単位を取得すれば、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・養護学校などの教員免許状を取得することができることは、多くの皆さんがご存じと思います。しかし、この他にも特定の単位を取得することによって、学芸員・図書館司書・司書教諭・保育士・社会福祉主事補などの資格を取得することができます。
 
 さらに、たとえ全単位を取得できなかったとしても、試験受験や講習受講の際に科目免除を受けることができる、卒業後に通信制の大学などで不足単位を取得すれば資格を取得できるなどの得点があります。履修届一つ書く際にも資格取得を意識していれば、履歴書を簡単に埋めることができます。これらの試験はまともに受験又は受講すると大変ですので、大学を利用して資格を取得するのは一種のウラ道といえます。  

 また、この他にも卒業と同時に取得できる資格がいくつかあります。たとえば、大臣の指定する特定の学校・学科を卒業すると、測量士補・栄養士・調理師・介護福祉士などの資格を卒業時に取得することができます。これも同様に資格のウラ道といえます。  

 さらに、一定の資格を取得していることによって、他の資格を自動的に取得できる方法がいくつかあります。たとえば、弁護士となる資格を有する人は、税理士、弁理士、行政書士、社会保険労務士となる資格を有するほか、海難審判庁審判官・海難審判庁理事官・海事補佐人にも任命されることができます。また、一級建築士や医師・歯科医師・薬剤師などの資格取得者も、同時にたくさんの資格を取得することになります。このように、他の資格を取得することによって、一度にダブル・トリプルの資格取得者となるウラ道もあります。


まとめ

 私のように資格取得を一種の趣味としている人以外は、資格の取得は就職・昇進のための手段にすぎません。あまり切実に考えず、自分がチャレンジしようと思うもの、やってみたいなあと思うもの、興味を抱いたものから挑戦してみましょう。  

今回私が採りあげた資格についても絶対的なものではなく、新学期を迎えるにあたって、「今年は少しは頑張ってみようかな?」と考えている皆さんに対する一つの提案にすぎません。皆さんも今回の記事を読んだ上で、今年こそ何らかの方法で自己啓発につとめることを期待しています。

 資格は自己啓発のための手段にすぎず、たとえ取得したとしてもそれをいかに運用していくか、就職活動などの際にどのようにアピールしていくかは別問題です。せっかく時間とお金をかけて取得した資格も、そのままにしておけば宝の持ち腐れです。資格の運用方法に関しては具体的には今回は紙面の都合上述べられませんでしたが次の機会にでも、いくつかの実例を踏まえた上で、紹介したいと思います。

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