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「検定試験ブーム」の転換期①

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以前にもこのブログで書いたが、2010年は第4次資格ブームの最後の年だと思っている。これからが資格・検定試験の生き残りをかけたアイディア合戦の始まりである。

特に、地域の町おこしなどを目的に、地域の歴史や特産に関する知識を問うようないわゆる「ご当地検定」については問題は深刻だ。2004年の京都検定ぐらいからブームとなり、今では300近くもの検定試験が全国で実施されているのが現状だ。しかし、そのうち今でも引き続き成功していると言えるのはほんの一握りといえる。特に、2009年以降は受験者数の減少を主な理由として検定試験の実施を廃止または休止する実施団体が続出している。

検定試験はビジネスとして考えた方がいい。それ相応の実施費用がかかるものであるし、宣伝・広報にもお金がかかる。検定試験の目的をどこに置くのかということも踏まえて、もう一度考え直す時期に来ているといえるであろう。特に、民間企業などのノウハウがないままに勝手に始めてしまい、人数が少なかったのですぐに休止することになった検定試験は、一つ間違えば受験者に対する詐欺的行為にもなりかねない。

検定試験の実施団体は公益的なものが多いものの、この検定試験実施だけは明らかに収益事業である。人が集まらなければ事業そのものが成り立たない。しかも、事業は一時的なものではなく、ずっと長続きするようなものでなければならない。

ご当地検定に限ったことではない。文部科学省の調査によると、年間受験者数が1万人以上の規模の検定試験は全体の2割にも満たないが、それらの検定試験で、年間の全検定試験受験者の95%を占めているのが現状だ。逆に、年間受験者数が1000人未満の検定試験が半分近くを占めるのである。成功している検定試験はほんの一部であることが明らかだ。

ただ、後発的な検定試験が不利で、前から長続きしていることが有利というわけでもない。しっかりとしたコンセプトの下、徐々に成功を収めている検定試験も少なくない。また、受験者数確保のために、合格者に特典を付けるような検定試験も増えてきている。これについては、またあす以降に書くことにしよう。

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このページは、資格王が2010年9月 7日 12:44に書いたブログ記事です。

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