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「TOEIC」をめぐる不祥事について②

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TOEIC試験については、「受験料が高い」との指摘を私も以前から行っている。実際、6615円もの受験料は英語の検定試験としては高すぎる感があり、よりいい点数をとるために何回か受け直すことも想定すれば、一般人ならば受験することもためらうぐらいの金額である。そのため、所管官庁である経済産業省からもクレームが入ったようだ。これをうけて、2009年9月から1回当たりの受験料を5985円としたのであるが、これも6000円以下にするために、ぎりぎりの値段を付けている点ではっきりいって「せこい」といわれても仕方がない。消費者も6000円から15円だけ引けば「安い」と感じるわけではないので、はっきり言って馬鹿にしているとしか思えない。200問のマークシート試験だけしかないのにもかかわらず、面接試験まである英検1級の受験料よりも高いというのは大問題といえよう。

法人自体の内部留保金の水準もかなり高いために、公益法人としてはいかがなものだろうか。毎年贅沢に経費を使っても億単位の利益が出るのであれば、絶対に受験者に還元すべきである。そもそも公益法人のくせにこれだけ歴を出したのであれば、国庫に返すか、英語教育の普及に使うべきである。日本人の英語力が他国に比べて弱いことを恥ずかしく思い、それを改善するための事業にお金を使うべきである。この公益法人は前回の事業仕分けの対象となっていないものの、法人の実態を知らない受験者をバカにしているものと思われる。

今回問題となった国際コミュニケーションズ・スクールは、TOEICの運営団体と同じ東京都千代田区永田町のビルの同じフロアにある。しかも、報道によると、役員にも関連のある人がいるという。日本漢字検定協会の問題の時と同じような構造が考えられなくもない。

このように、以前から問題となっていた協会について、今頃になって何を言っているのかよくわからないが、日本漢字検定協会の問題以来自浄作用が働いているとも思えない。一刻も早い真相究明はもちろんのこと、業界全体が他人に振り見て自分の振りを直す必要性が出てきていると思われる。

専門家の立場から私にできることがあれば、ぜひ協力したいと思っている。これは受験生のためでもあるし、日本の英語教育の今後のためでもある。試験を受験したのに評価されなくなる人がいるのでは、何のための検定試験なのか。 

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このページは、資格王が2010年7月21日 00:09に書いたブログ記事です。

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