「通訳案内士」資格の簡素化について
観光庁は通訳案内士制度検討会において、国家試験を経ずに旅行業界における研修等で簡易に「通訳案内市」資格を付与する新ガイドの導入を柱とする中間報告案を提出したそうだ。ガイド業界からは「無資格ガイド容認」にもつながる業務独占廃止に反対する要望書が読み上げられ、強い反発の声が上がった。
語学で数少ない国家資格である「通訳案内士」は私も1991年に合格したものであり、個人的にも思い入れがあるので独占業務の廃止には反対だ。ただ、業界団体からは大幅な見直しが要求されている。「半日、1日のガイドをやってもらうのに通訳ガイドの航空運賃や宿泊代を払うのは無理」というのが現状のようだ。
現在の報告案では通訳ガイドの重要性を表面上強調しながら、無資格ガイド行為の野放しなどのため年収100万円未満が60%超というワーキングプア業界の悲鳴に触れている。ただ、やるべきことは「無資格ガイドの横行」に歯止めをかけることであり、業界団体で自主的な報酬規程などをきっちりと定めるべきである。有識者たちは何を話しているのかよくわからないが、私も一有資格者として、発言したいところである。
政治家と同じである。まずは自分たちの襟を正してからでなければ人はいうことを聞いてくれない。何を話しているのかはわからないが、妥当な解決がきちんと図られることを期待する。そうでなければ、今まさに試験のために勉強している人たちも報われないであろう。
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