「資格ブーム」の始まり
現在のような資格試験が豊富に登場し、本格的に整備され始めたのは、第二次世界大戦が終わってからである。
昭和20年代には、10年間に130以上の国家資格が新たに誕生した。これを、私はこれを「第一次資格ブーム」と呼んでいる。皆さんの知っている国家資格の多くはこの時期に誕生したものである。
そして、高度経済成長も終わって昭和40年代に入ると、再び100近い国家資格ができた。私はこれを「第二次資格ブーム」と呼んでいる。このときには、現在の厚生労働省で行っている技能士など、工業技術に関する資格が増えたのが大きな特徴である。また、大型の公的資格や民間資格(英語検定や簿記検定等)が始まったのもこの頃である。
その後も、景気の変動にかかわらず、資格はどんどん増えていき、昭和60年ごろから「資格をとりたい」という感情が一般人の間でも芽生えるようになってきた。現在でも「資格」はどんどん増えており、新たな技能・専門能力を認定する試験が毎年のように増えている。大学や短大でも資格取得講座を開講しているし、企業では資格取得者に手当を出しているところも少なくない。これに便乗して、予備校や出版会社などでもさまざまな新規企画を立て、飯のタネにしようとしている。
そして、それ以降に続くのである。
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