日本での「資格試験」の歴史
日本における資格試験の起源は、今を遡ること1200年、八世紀初頭の平安時代に始まる。当時初めてできた資格試験は、官僚になるための試験であった。これは、古代中国の官僚になるための試験、「科挙」を真似たものであり、基本的には貴族が受験するものであった。
その後、現在でいう「資格試験」が現実的に増え始めたのは、明治時代に入ってからである。1869年に明治新政府の官僚になるための官僚試験ができたのが、近代資格社会の出発点であった。それから3年ほどして、「代言人」(今でいう弁護士)になるための試験が登場し、公務員以外の資格も続々と誕生した。これに続き「医者」、または船を操る「船長」、「機関長」、「航海士」などの試験が始まった。また、小学校や中学校の教師になるための教員免許ができたのもこのころである。
このように明治時代の初期には、諸外国、特に西洋諸国を見習って、いろいろな資格制度ができた。
この時期にできたものは、現在では国家試験となっているものが多い。民間の団体や、特殊法人などが行っている検定試験のようなものが誕生したのはもっと後の話である。
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